2011年4月23日土曜日

FUKUSHIMA 2011-04-23

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● 津波で流された南三陸町の防災対策庁舎を訪れたギラード豪首相(23日午後)



YOMIURI ONLINE 2011年4月23日13時30分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110423-OYT1T00403.htm

豪首相、南三陸町を訪問

 来日中のオーストラリアのギラード首相が23日、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町を訪問した。

 外務省によると、外国首脳が被災地に入るのは初めてという。

 同町ではオーストラリアから派遣された72人の救援隊が捜索活動に当たった。

 首相は、悪天候のため、予定していた自衛隊のヘリコプターではなく陸路で正午ごろ、町内に入った。
 佐藤仁町長から説明を受けながら被災状況を視察。
 骨組みだけ残った町防災対策庁舎や周囲のがれきに目をとめていた。こ
 の後、避難所の「ベイサイドアリーナ」を訪れ、子供たちにコアラとカンガルーのぬいぐるみをプレゼントした。



TBSニュース 2011/04/23



オーストラリアのギラード首相は23日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町を訪れ、被災した人たちを励ましました。




NHKニュース 2011年4月23日 4時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110423/t10015501661000.html

1号機は水たまる状態か 確認必要

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、最も燃料の損傷が激しいとされる1号機では、原子炉への注水を続けた結果、格納容器の下側の球形部分に半分ほど水がたまっているとみられることが分かりました。
 東京電力は、格納容器の一部を水で満たして原子炉を冷やす計画ですが、国は大量の水がたまると、耐震性に影響するおそれもあるとして、強度面での確認が必要だとしています。

 福島第一原発の事故の収束に向けて東京電力が示した工程表では、1号機と3号機について、ことし7月中旬をめどに原子炉の燃料の高さまで格納容器を水で満たすことで、原子炉の安定的な冷却を実現したいとしています。
 このうち燃料の損傷が最も激しいとされる1号機では、原子炉を冷やすために1時間に6トンの水が注入されていますが、東京電力はこの水が蒸気となって格納容器の中に流入しその後冷えて再び水になり、格納容器内にたまり始めているとみています。
 その量は、水素爆発を防ぐために今月7日から行っている格納容器への窒素の注入による圧力の上昇から、フラスコ状の形をした格納容器下側の球形部分の半分ほどとみられるということです。
 格納容器に水を満たす方法を巡って、東京電力は「構造の健全性に問題はない」という判断を示していますが、経済産業省の原子力安全・保安院は、大量に水がたまると、耐震性に影響するおそれもあるとして、圧力抑制室=サプレッションプールの配管が水圧で破断しないかなど、
 「強度面での確認が必要だ」
という認識を示しています。




YOMIURI ONLINE 2011年4月23日06時00分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110423-OYT1T00160.htm

1号機、事実上の「水棺」処理

 東電は22日の記者会見で、福島第一原発1号機の格納容器の下部にある圧力抑制室が、ほぼ水で満たされているとみられることを明らかにした。

 ドライウェルと呼ばれる上部も半分程度、水がたまっているとみられ、燃料が完全に水につかるまで格納容器を水で満たす「水棺」処理が事実上進行していることになる。

 圧力抑制室は通常、約50%の水が入っており、圧力容器の内部が非常に高圧になると、弁を通じて内部の蒸気を導き、水中で冷却、凝結させて全体の圧力を下げる。
 1号機の圧力容器には、これまでに約7000トンの水が注入されており、東電は、この水がほぼ全量、格納容器内にとどまっているとみている。

 2、3号機には格納容器の容量(約7000トン)を上回る1万4000トン、9600トンが注水されているが、圧力抑制室の損傷などで格納容器から流出し、タービン建屋などに流入している可能性が高いという。




サンケイスポーツ 2011.4.23 05:02
http://www.sanspo.com/shakai/news/110423/sha1104230504007-n1.htm

4号機プール、水中撮影を断念…水温高すぎ

 東京電力は22日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールに、水位や水温、放射線量を測定できる装置を投入して調査を始めた。
 水は燃料の2メートル上まであり露出していなかったが、水温が91度と高温で、予定していた水中カメラによる燃料の撮影は断念した。
 東電は引き続きコンクリートポンプ車で放水して冷却する。

 また東電は、7日と11日に敷地で採取した土壌から微量のプルトニウムを検出したと発表。
 検出は4回目で、過去の核実験に伴う国内観測と同レベルだった。
 11日に採取した土壌からは微量のウランも検出した。

 東日本大震災の発生時、4号機の原子炉は定期検査で停止中。
 プールには使用済み燃料1331本と、新燃料204本がある。
 使用済み燃料のうち548本は原子炉から取り出した後の冷却時間が短く、1~3号機のプールに比べ危険性が高い。
 水に含まれる放射性物質の調査から、4号機の燃料は一部が損傷したとみられている。

 12日の調査で、プールの水位が想定よりも低い可能性があることが判明し、東電は注水量を調整している。
 23日からは、注水の際に水位がどう変化するかを調べる。

 東電はまた、2号機近くの立て坑から高濃度の放射性物質を含む水を移送して保管している集中廃棄物処理施設の周辺で、地下水が汚染されていないか監視を始めた。

 移送は、立て坑の高濃度汚染水が海に流出するのを防ぐため、19日から1時間に約10トンのペースで実施。22日午後6時の時点で同処理施設の水位は約44センチ上昇した。
 立て坑の水位は19日の移送開始から約7センチ低下し、地表から87センチとなった。




TBSニュース 






毎日.jp 2011年4月23日 19時35分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110424k0000m040046000c.html

福島第1原発:4号機プールの注水量2倍に…水温高く

 経済産業省原子力安全・保安院は23日、東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに約140トンを注水することを明らかにした。
 現在の2倍の量という。プールの水温が約91度と高いために注水分の大半が蒸発し、現在の水位は燃料上部から2メートル弱しかない。
 保安院は今回の注水で水位が上昇し、燃料上部からの高さが本来の4メートルに戻ることを期待している。

 プールには、使用済み核燃料棒を束ねた燃料集合体が、1~3号機より多い1331体入っている。
 これまでコンクリート圧送車を使い、1日平均70トンを注水してきたが、燃料が多いために放出される熱量も高く、水が蒸発し水位が上がらない状態が続いている。

 一方、プール周辺では3月発生した爆発のために、プールを支える構造物が壊れている恐れがある。このため、東電は破損状況を調べた上で、補強工事も実施する方針だ



毎日 .jp 2011年4月23日 20時01分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110424k0000m040054000c.html

福島第1原発:1号機格納容器内に水6メートル



 東京電力は23日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に深さ約6メートルの水がたまっていることを明らかにした。
 格納容器を燃料棒の上部まで水で満たして原子炉を冷やす「水棺」作業は、事故収束に向けた工程表で最初の3カ月目標に掲げた対策の一つ。
 同社が意図しない形で事実上の水棺状態が進行しているとみられるが、このまま燃料棒上部まで水位が上がるかどうかについては不確定要素もある。

 東電によると、1号機は燃料棒の損傷が推定70%と最も激しく、圧力容器にこれまで約7000トンを注水して冷却を続けてきた。
 ここで発生した蒸気が格納容器に移って水になっている可能性や、圧力容器と直結する配管などが地震で損傷し、格納容器に水が漏れ出ている可能性が考えられるという。

 水位は、水素爆発を防ぐための窒素注入による格納容器の圧力変化から東電が推計した。
 その結果、格納容器下部にある圧力抑制プールは既に満水となっており、「ドライウェル」と呼ばれるフラスコ状の球形部(直径17・7メートル)も深さ約6メートルの水がたまっていることが分かった。

 2、3号機も同様に圧力容器への注水が続けられているが、2号機では圧力抑制プールが破損し、高濃度の放射性汚染水が外部へ漏れ出ており、格納容器内の水のたまり具合は分かっていない。

 一方、水棺方式には課題もある。
 格納容器には既に容量(約6000立方メートル)の2倍近い窒素約1万700立方メートルを注入しているが、一定以上に圧力が高まっていない。
 容器の損傷も考えられ、このまま水位が上がれば、損傷部からの水漏れが懸念される。
 また、水の重量の負荷に伴う耐震性は「最終チェックしている段階」(経済産業省原子力安全・保安院)の上、長期的には高濃度に汚染された水の処理も必要となる。








== 東日本大震災 == 


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