2011年4月21日木曜日

「テンティクル」って

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らばQ 2011年04月17日 11:43
http://labaq.com/archives/51652643.html

海外から感心されていた日本の避難所にある用具

 東日本を襲った地震から一ヶ月が経ちましたが、被災地ではまだまだ厳しい生活を強いられています。
 海外にもメディアを通じて日本の様子が伝わっていますが、ある避難所で使われていた用具がすごいと話題になっていました。
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● 話題となっていたのが、このテントのような仕切り。

 これを見て驚く人が大勢おり、海外掲示板にもコメントがたくさん寄せられていました。

抜粋してご紹介します。

・なんでそこにいるのかという状況を考えると、あまり熱心にすごいとはしゃぎにくい。
・そりゃそうだけど、こっちよりはるかに上等だ。

● カトリーナの避難所

・カトリーナはけた外れな量の被災者の群れだった。
 ハリケーンに見舞われるまで、ルイジアナ・スーパードームは避難所と宣言されていなかった上に、その後も1万5000人を収容して3日分の供給が必要だった。
 市長は避難者に毛布と数日分の食糧・水を持ってくるように伝えたが実際はほぼ誰も持ってこなかった。
 スーパードームが正式に避難所に指定された段階ではすでに2万人がそこに避難していた。
 さらに2万5000人に膨れ上がり、電気も水も情報もなかった。
 ニューオリンズのコンベンション・センターも電気、水、食糧、医療ケアがないにもかかわらず1000人以上が押し寄せ、暴徒たちが侵入して居座った。
 そしてそれが2万人以上に増えた。
 居座った人々が全く健康や衛生に気を配らず、センター中に排尿・排便をし合った。
 政府が面倒を見る番になっても動きはのろく、暴徒たちを沈静化できなかった。
 ブッシュ大統領の応答も遅く3日目になってからであった。
 ブッシュ大統領がようやく腰をあげてからも、知事はさらに2日間応答しなかった。
 我々はウォルマートのような大企業を嫌っているが、彼らはカトリーナのヒーローだったよ。
 3日目には物資を運び始め、それも警察が止めてなかなか入れなかった。
 住民が一番の敵になるという自分たちで首を絞める文化となっているんだ。
 なおかつ政府は何をするにも無能だった。
 そんな広範囲な希望のなさが日本の文化にあるとは思えない。

・誰かこれを何と呼ぶか知ってるかい?オレは買いたい。
・きっとそれは「家ほどは良くないけどなんとかなる」と呼ぶんだよ。
・なんだろう、テントを小部屋"Cubicle"とミックスしたものだから、「テンティクル」とでも呼ぶべきだろうか。(触手の英語がテンタクル)
・どうしてテントなのに屋根がないの?
・そりゃ屋根のある建物の中だからだ。
・折り畳み可能の構造で、フレームは細いワイヤーだ。
 折りたたまれているときはそれほどスペースもとらない。
・大災害のあと一人でいたす事のできる優先順序はオレには3番か4番目くらいになると思う。
・分別はないのか、誰かが立ったら見えるだろう。
・これはプライバシーのため?大人が立った高さより壁が低いのに。
 それ体育館の2階からも見えるってことだ。でも買いたい。
・寝床だけよりましだと思う。
こういうのは中に住んでみるまでは、すごいと思うもんなんだ。

・この中に入る前に靴を脱いでいるという事実が気に入った。
・普通の人はみんなそうするんだ。
・アジアではそれは普通。
・キャンプをしたことはないのか。
 テント内で靴は履かないよ。
 そして日本では室内では絶対に靴を履かない。

・これはめちゃくちゃすごいことだと思う。
 カップルがすべてを失い、これが来るまでは全くプライバシーがなく、いろんな人が家や愛する人を失ってようやくお互いに抱擁しあえるんだ。
 小さな逃避が出来るんだ。

・被災地から遠い日本に住んでいるが、誰も人の物を盗もうなんて思っている人がいると思えない。本当に他者を尊重し合ってる。年配の主婦たちがエプロンをつけて仕事をしているところが大好きだ。日本が好きだ。

・他にもあった。


・素晴らしいとは思うけれど、みんな自分たちの快適な家に帰りたいと思う。
・これがすごいのは、物が落ちたというだけで、日本人たちが暴れたり、レイプしたり、略奪しあわないことでもあるからだ。
・日本人はとにかく正しくやっている。
 だがそこにいる人々に起こったことで良いことはなかった。
 ショックが早くなくなって、原発の問題を早く解決するように望むよ。
・きつい時に尊敬しあっているところには、敬意を表さずにいられない。


 カトリーナ・ハリケーンとの比較や暴動など、日本と他国との違いが興味深いところです。


(2011/4/18 )追記:こちらで売られてるそうです。
 http://www.need-co.jp/family/family.html
 教えてくださった方、ありがとうございます。




 実際には仕切りなどが全くない避難所が28%、いまだに入浴できていない避難所も5%と、依然厳しい状況が続いているとのことです。
 避難所生活 依然厳しい状況に NHKニュース



 そのNHKニュースを


NHKニュース 2011年4月16日 4時36分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110416/t10015349361000.html

避難所生活 依然厳しい状況に

 東北の被災地にある避難所での生活について、政府がアンケート調査した結果、衛生面やプライバシー確保の問題などで依然として多くの避難所が厳しい状況にあることが分かりました。

 政府は、今月6日から10日にかけて、岩手と宮城、福島の3つの県に設置された1047のすべての避難所の責任者を対象に、初めてのアンケート調査を行い、31%にあたる323か所から回答を得ました。
 それによりますと、まず、
 ▽食事については、「毎日、主食のほかに、おかずや温かい物が食べられる」と答えた避難所が60%あった一方で、残る40%は「おかずや温かい物が時々しかない」などと答え、栄養に偏りがある状況をうかがわせています。
 ▽下着は、替えがなかったり、洗濯ができなかったりして不足している避難所が47%、
 ▽入浴が週に1回程度という避難所が33%、先月の地震以来、入浴できていないという避難所も5%と、依然として衛生面に問題があることが分かりました。
 ▽避難所の中に間仕切りなどが全くないところが28%と、プライバシー確保の面でも問題が残っています。

 この結果について、政府の被災者生活支援特別対策本部は
 「全体的な状況から半数近い避難所が厳しい状況にある」
としていますが、アンケートの回収は被災した地域の自治体を通じて行っていて回収率が低く、実際には、さらに厳しい状況にある避難所が多いとみられています。
 政府は当面、週1回のペースで調査を続け、避難所の改善などに役立てたいとしています。



 




== 東日本大震災 == 



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