_
● 地域別被災状況(臨海部)
『
東日本大震災に係る被災地方公共団体に対する
寄付金及び義援金の受入口座一覧について
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/110404_1_kojin.html
被災地の県や市町村への寄付金や義援金は「ふるさと寄付金」として、所得税と個人住民税の控除が受けられます。
また、この制度の活用のため、被災地方公共団体においては次の一覧表のとおり、寄付金・義援金の受入口座を開設していますので、ご活用ください。
受入口座一覧表はこちら(東北3県)
● クリックすると大きくなります。
<具体的な寄付の申込手続きや方法について>
* 各地方公共団体によって申込書が必要となるなど、手続きが異なる場合がありますので、寄付したい団体のホームページ等を事前にご確認ください。
* 確定申告の際に必要となりますので、振込書の控や受領証などは保管してください。
<被災地方公共団体に金融機関への振込みで寄附する場合の流れ>
1. 被災地方公共団体の義援金・寄付金専用口座へ振込み
↓(振込票の控や受領証などを保管)
2. 振込票の控や地方公共団体の受領証などを添付して、来年3月15日までに最寄りの税務署に確定申告
↓
3. 所得税と個人住民税で控除(還付)
※ 申告の際、寄付したことを証する書類として、振込票の控や郵便振替の半券(受領証)を用いる場合、被災地方団体のホームページの写しなど、振り込んだ口座が専用口座であることが分かる資料が必要となることがあります。
『ふるさと寄付金』によって控除(還付)される額は、所得税と個人住民税を合わせて、概ね[寄附金額-5,000円]となります。
※ 控除(還付)される額には上限があります。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。
【具体的な控除額】
1万円寄付した場合 5,300円
3万円寄付した場合 25,300円
※ 給与収入500万円の人の例
(注)
1. 掲載している被災地方公共団体は、平成23年東北地方太平洋沖地震に係る災害救助法の適用を受けた市町村(第11報時点、東京都を除く。)及びこれらを有する県で、当該口座を開設している団体です。(随時更新します。)
2. 義援金は、被災者に対する支援を目的とするもの、寄付金は地方公共団体に対する支援を目的とするものです。
3. 東日本大震災に便乗した義援金詐欺にご注意ください。
政府から一般家庭等に対して、訪問したり、電話・メール・ファックス等によって寄付金・義援金の振込を求めることはありません。詳しくは、警察庁のホームページをご覧ください。
www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/main.html別ウィンドウ
』
上のリストに載っていない壊滅的な被災をうけた地方自治体がある。
その名は「岩手県大槌町」
『
SANSPO.com 2011.3.14 05:04
http://www.sanspo.com/shakai/news/110314/sha1103140506014-n1.htm
「吉里吉里国」町長ごと町消失、岩手・大槌
岩手県大槌町(おおつちちょう)の加藤宏暉(かとう・こうき)町長(58)と役場職員が、東日本大震災が発生した11日以降、連絡が取れなくなっていることが13日までに分かった。
地震発生時、大津波で押し流された町役場内にいたものとみられている。
同町は作家、井上ひさし氏(故人)の小説「吉里吉里人」に登場する「吉里吉里国」があることでも知られている。
岩手県によると、地震発生直後から加藤町長や職員と連絡が取れていないという。
大槌町では住民約1万5000人のうち、連絡が取れている人はわずか3000人で、加藤町長を含め、13日現在、1万2000人の安否が分かっていない。
総務省消防庁が同日に明らかにしたところによると、同町役場や7カ所の小学校、ホテルなどで計520人が孤立している。
大槌町は岩手県上閉伊郡(かみへいぐん)の太平洋に面した町で、今回の地震でも約6メートルの大津波に襲われた。
県によると、海岸近くに位置していた町役場で、地震発生直後から対策会議を開いていたところ、いきなり押し寄せた津波に巻き込まれたとみられる。
大槌町は、甚大な被害に見舞われた同県釜石市に隣接。大槌湾に面した海沿いに開け、JR山田線や国道45号など主要交通機関も海岸沿いに走っている。
そんな同町が有名になったのは、1982年だった。
同町にJR山田線の「吉里吉里駅」が実在したことで小説「吉里吉里人」にあやかり、町おこしの一環で「吉里吉里国」として“独立宣言”。
当時、観光誘致にも大成功したことで、全国的に知られる。
』
載せようにも載せられないのだ。
町長と役場職員が津波で亡くなり、役場も消えてしまった。
つまり行政組織そのものが津波で消されてしまい、行政不在の状態に陥っているのである。
そして、ようように仮町役場がオープした。
『
asahi.com 2011年4月25日12時32分
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY201104250188.html
岩手・大槌町、プレハブ仮役場で再出発
津波で町長と町職員ら30人余りが犠牲になった岩手県大槌町でプレハブ庁舎の仮役場が完成し、25日、開所式があった。
津波の浸水地域である市街地の大槌小学校の校庭に建てられた。
岩手県は浸水地域での住宅の建設を禁止する方針だが、公共施設は禁じていない。
東梅政昭副町長は
「この場所しかなかった。おそらく長期間ここでの業務になる」
と話した。
緊急時には近くの高台に避難するという。
仮庁舎は、2階建てのプレハブ7棟。
うち1棟ずつに大槌消防署、釜石警察署大槌交番が入る。
開所式で、東梅副町長は
「一歩ずつではあるが、復興に向け、歩み出している。
いち早く町民が安心して暮らせるように町の再生をはかりたい」
とあいさつした。
』
下の写真は有名だが、この町の出来事である。
『
TBSニュース 2011/04/24
』
『
大槌町災害復興室
http://otsuchi.web.fc2.com/
4月25日(月)、大槌町役場仮庁舎が開庁しました。
住 所:〒028-1192 岩手県上閉伊郡大槌町上町1番3号(大槌小学校校校庭/地図))
開庁時間:午前8時30分~午後5時15分
義援金口座
金融機関: 岩手銀行 大槌支店
口座種類: 普通預金
口 座 名: 大槌町災害義援金 大槌町長職務代理者 副町長 東梅政昭
口座番号: 2037777
』
大槌町の隣が岩手県山田町。
ここも壊滅的被害を受ける。
『
[山田湾は津波に強い」固定観念が被害拡大か?
http://blog.goo.ne.jp/jp280/e/8324620f6d5c678db18c8861c62898f2
津波に強いと言われた山田湾に面した岩手県山田町で、津波による死者・行方不明者が900人を超えた。
目撃者の証言によると、最初に見えた津波が低かったことに安心した住民が自宅に戻り、その後の大津波にのみ込まれたという。
波静かな山田湾という住民の固定観念が、被害拡大につながった恐れがある。
「山田は今回の津波でも大丈夫だ」。
3月11日午後3時すぎ、町中心部の住民が避難した高台でこんな声が上がった。
住民によると、高台から見えた最初の津波は、じわじわと堤防からあふれるような様子だった。
勢いは弱く、高さ3メートルの防潮堤にはね返された。
南北の半島が円状に海を取り囲む山田湾は湾口が500メートルと狭い上に、湾内の幅は最大約4キロに及ぶ。波は広い湾内で威力が減殺され、普段は白波さえ立たず、台風の時は船の避難場所となる。
町役場近くの高台に避難していた佐藤義英さん(76)は
「多くの人が防潮堤を越えなかった津波を見て安心した。
大勢の人が持ち物を取るため、高台を下って家や職場に戻った」
と証言する。
高台にとどまった飯岡清助さん(59)は約10分後、信じられない光景を目にした。
潮が引いて、湾内に浮かぶ二つの島の間の海底500メートルが完全に露出し、間もなく、大きなうねりが襲った。
飯岡さんは
「一瞬にして海面が盛り上がり、防潮堤を越えた。
町に戻った大勢の人が次々と飲み込まれた」
と振り返る。
海岸から離れた住宅地に住む横田幸正さん(69)も最初の津波が小さかったことで警戒を緩め、家の外に出た。
直後、遠くに濁流が見え、数秒で目前に迫った。
自宅2階に逃げて難を逃れた横田さんは
「皮肉な話だ。
最初に見た津波が防潮堤を越えていたら誰も町に戻らず、被害者はかなり少なくなったはずだ」
と嘆く。
複数の住民によると、山田湾にはその後、南隣の船越湾を襲った高さ10メートル以上の津波が、幅500メートルの船越半島の付け根を越えて流入。
湾岸沿いを北上して町中心部に入り、水かさが高まったという。
昭和三陸津波(1933年)は岩手県沿岸部で2500人以上の死者・行方不明者を出したが、当時の山田村の死者・行方不明者は7人だった。
その後の津波や台風でも被害は軽く、三陸で最も波に強い湾と評されていた。
』
『
http://www.youtube.com/watch?v=kzu-Y5mIsB4&feature=related
』
『
岩手県山田町ホームページ
http://www.town.yamada.iwate.jp/
山田町災害対策本部情報
最終更新日:平成23年4月24日
平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴い、山田町災害対策本部を設置しました。この地震に関する被災情報、各種手続きや生活関連情報は次のとおりです。
<<略>>
■義援金
大震災災害の義援金口座を開設しました。
受取人口座名義: 山田町大地震災害義援金(ヤマダマチオオジシンサイガイギエンキン)
銀行名 : 岩手銀行山田支店 北日本銀行山田支店
預金種目: 普通預金 普通預金
口座番号: 2036476 7014003
』
すさまじい津波の様子を動画配信したのが「宮城県南三陸町」
見ていて、背筋が凍ってくるほど。
『
南三陸町
http://www.youtube.com/watch?v=8vZR0Rq1Rfw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=jxng4VE8ptw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=TX8MeGd7BkU&feature=related
● 南三陸町
』
南三陸町は外国の要人としてはじめてオーストラリアのギラード首相が訪れ、また天皇皇后の慰問を受けたところで、被災地の顔となってしまった感じのあるところである。
『
宮城県南三陸町ホームページ
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/modules/news3/article.php?storyid=98
東北地方太平洋沖地震災害者救済義援金について(4月22日更新)
南三陸町では、平成23年度東北地方太平洋沖地震に係る義援金に関する受付窓口を開設しました。
皆様の温かいご協力・ご支援をお願いいたします。
なお、被災された方へ平等に義援金を配分したいと考えておりますので、各避難所等へ義援金を直接お渡しするのはご遠慮ください。
(受付方法)
1 銀行振込
・振込先: 七十七銀行 志津川支店(シチジュウシチギンコウ シヅガワシテン)
・口座番号:普通預金 5204208
・口座名義:南三陸町災害対策本部 南三陸町長 佐藤仁
(ミナミサンリクチョウサイガイタイサクホンブ ミナミサンリクチョウチョウ サトウジン)
2 振込手数料
・七十七銀行窓口と七十七銀行ATMからの振込みは無料です。
・他銀行窓口、インターネットバンキング等による振込みは手数料がかかります。
JAバンクでの義援金に関する受付窓口を開設しました。(4月7日追加)
(受付方法)
1 振込先:南三陸町農業協同組合 志津川支店
(ミナミサンリクチョウノウギョウキョウドウクミアイ シヅガワシテン)
・口座番号:普通預金 0013040
・口座名義:南三陸町災害対策本部 南三陸町長 佐藤仁
(ミナミサンリクチョウサイガイタイサクホンブ ミナミサンリクチョウチョウ サトウジン)
2 振込手数料
・全国JAバンク窓口での振込みは無料です。
・他銀行窓口、ATM、インターネットバンキング等による振込みは手数料がかかります。
◆問い合わせ 南三陸町防災対策本部 電話080-1811-8672
』
「復興する力があるだろうか?」
と言わしめたほどの災害地が「宮城県女川町」
『
asahi.com 2011年3月13日13時23分
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130092.html
「陸の孤島」つなぐ衛星電話、電池切れ目前…宮城・女川
外部とつながる糸は、役場にある衛星携帯電話1台だけ。
それさえもバッテリー切れ目前だ――。
津波になぎ倒された家々のがれきが道路を寸断し、周囲との行き来を遮断された宮城県女川(おながわ)町。
陸の孤島と化した海辺の町に12日入った。
線路を延々と歩き、親切な女性の車に同乗させてもらって、午前10時半すぎ、町の入り口にたどり着いた。
路面は材木や石が散らばる。もう車は進めない。
女川湾に面した町中心部まではあと5キロほど。
山に挟まれた緩い上り坂の一本道を行くだけだ。
「おう! 新聞社! 向こう全滅だぞ! 何もねえぞ!」。
眼鏡をかけた男性が大声で叫んだ。
道路のところどころに散らばっていた木材やトタンなどの住宅の破片が次第に路面全体を覆う。
道沿いに点在する住宅に、原形をとどめているものはない。
電線から大きなものがぶら下がっている。近づくと、私の背丈よりも大きな木造住宅の梁(はり)と天井とおぼしき板切れだった。
ゆらゆらと不気味に揺れるすぐそばをこわごわ通り過ぎた。
やや開けた空間に出た。
はるか向こうに青い海面。そこまでびっしり、がれきの山が積み重なる。
もはや道路かどうかの区別さえつかない。
木材、トタン、ガラス、鉄骨。そうした住宅の残骸に混じるのは、サッカーボールに年賀状、レコード、電卓、とっくり……。
24時間前には確かに存在した生活の断片が、悪臭を放つヘドロにまみれて転がる。
「退避! 退避! 避難だ!」。海辺に近い小高い丘の上から男性が大声で叫んでいる。
周囲の人たちを追いかけて丘に上った。
男性は、再度の大津波襲来に備え、海面の上下に目をこらしていた。
1時間ほどの間に50センチ~1メートル前後の上下動を繰り返しているという。
「引き波の後に、またすごいのが来るかもしれないだろ」
丘の上から見る町は、ただただ、がれきの荒野だ。
3階建てコンクリート造りのビルが横倒しになっている。
電柱のてっぺん近くにプロパンガスのタンクが二つ引っかかってぶらぶら揺れている。
丘の上まで20メートル近い高さがあるのに、そこで車が2台積み重なっている。
半分以上の家が破壊されたのではないだろうか。
いったい、どんな津波が町を襲ったのか。
海辺で会社を経営する阿部繁夫さん(60)は、一部始終を見ていたという。
地震の後、すぐさま自宅にとって返し、妻らを車に乗せて丘に上がった。
やれやれと思う間もなく、沖合から海水がもりもりと盛り上がった。
岸壁をやすやすと乗り越え、一瞬で街をのみ込み、自分のいる丘に迫ってきた。
あわてて背後の病院に駆け込んだが、大水は病院1階の天井近くにまで達した。
すぐ近くの3階建ての町役場も、海水に包まれた。
2階建ての銀行の屋上で助けを求めている人がいたが、あっという間に波にのまれ、姿が見えなくなった。
「津波が来てから丘の上にまで達するのに1、2分……。
そんなにかからなかったかもしれない。ぶ
わーっと、本当に一瞬で迫ってきた」
「こういう地形だからねえ」。
ある女性がそうつぶやいた。
震源地に向かい、大きく口を開けたかっこうの女川湾。
そこに達した津波は、両サイドを山に挟まれたV字状の地形で、瞬時に高さを増したのだった。
携帯電話は「圏外」。
電気も通っていない。
女川町を外部とつなぐのは12日現在、役場が所有するバッテリーの尽きかけた衛星携帯電話1台だけだ。
非常時に備え、町は普通の携帯電話が使えないときでも通話可能な衛星携帯を数台そろえてあった。
しかし、丘の上の役場庁舎をのみ込んだ大津波のために水没。
たまたま庁舎外に持ち出していた1台が幸運にも残った。
地震直後から、町幹部らは衛星携帯を使って県との連絡を試みた。
しかし、いくらかけてもつながらない。
陸路も寸断されている。
北側に抜けるルートは堤防道路が決壊し、鉄橋も一部が落ちてしまった。
西隣の石巻市に抜ける国道398号も、約5キロにわたってがれきがびっしり路面を覆っている。
「本当に陸の孤島になってしまった」。
鈴木浩徳・企画課長(50)は嘆く。
町の状況が外部に伝わらないから、ラジオのニュースも「女川の情報はない」と言うばかりだ。
「何よりまず、通信環境の整備と道路の確保。
それだけは一番に助けて欲しい」
外部の救援が届かない中、町は生存者の安否確認を進めている。
しかし、約1万人の町民のうち12日正午までに生存確認できたのは3千人足らずだった。
安住宣孝町長(65)が駆け寄ってきた。
「食料もない。水もない。トイレや赤ん坊のオムツもない。
しかもこの寒さ。
みんなまだ興奮状態にあるが、気持ちが落ち着いてきたらいろんな物資の不足がストレスになって襲ってくる。
とにかく助けがほしい。
早く助けに来てくれ。
そう伝えてください」。
必死のまなざしでそう言った。
』
『
津波被害 宮城県女川町 海抜20m超え
http://www.youtube.com/watch?v=CCSTYTq_mJQ
』
『
宮城県女川町公式ホームページ
http://www.town.onagawa.miyagi.jp/
.義援金の受付
義援金振込先口座を開設いたしました。
皆さまのあたたかいご支援を心よりお待ちしております。
2011.4.6追記
たくさんのご支援、ありがとうございます。
ゆうちょ銀行口座も用意いたしましたのでお知らせいたします。
(1)七十七銀行
七十七銀行 蛇田支店(シチジユウシチギンコウ ヘビタシテン)
普通預金 5418224
義援金女川町会計管理者 木村利勝(ギエンキンオナガワチヨウカイケイカンリシヤ キムラトシカツ)
(2)ゆうちょ銀行
口座番号 00140-3-687
名義 女川町災害対策本部(オナガワチヨウサイガイタイサクホンブ)
』
== 東日本大震災 ==
_