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● 朝鮮日報より
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中央日報 2011.04.21 08:26:49
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=139337&servcode=300§code=300
アップルvs三星…東日本大地震による部品価格競争が影響か
スティーブ・ジョブズ氏のアップルが三星(サムスン)電子を相手に特許侵害訴訟を起こしたのは、東日本大地震で守勢に追い込まれ、あらかじめライバルの三星をけん制しようとしたからだ、という分析が出ている。
東日本大地震以降、NAND型フラッシュメモリーをはじめ、アイフォーンとiPad(アイパッド)に入る主要部品の価格が上昇し、アップル経営陣の間で危機感が高まった結果という説明だ。
教保証券のク・ジャウ研究委員は
「先月初めiPad2を出し、以前のモデルと同じ価格を設定したが、その10日後に発生した東日本大地震が禍根になった」
と述べた。
iPad2の価格は競合他社のタブレットPC販売を脅かすほど破格的だった。
しかし東日本大地震以降、状況は急変した。
日本で生産される先端素材と部品が円滑に供給されず、全般的な部品価格が上昇に転じたのだ。
アイフォーンとiPadの核心部品であるNAND型フラッシュメモリーの主要供給企業である東芝の工場は、地震被害とともに制限送電などの影響で生産に支障が生じている。
東芝とともにNAND型フラッシュメモリーを供給する三星電子の16ギガビット(Gb)NAND型フラッシュメモリーの取引価格は先月初めの3.66ドルから今月に入って3.78ドルに上がった。
匿名を求めた業界関係者は
「アップルが必要な量の相当部分を東芝から三星に移していると聞いている」
とし
「こうした状況の中、三星の単価引き上げを要求に振り回されないために、あらかじめ口をふさごうと訴訟を起こしたとみられる」
と述べた。
アップルはアイフォーンやiPadに入る部品を統一し、購買力を高める戦略を選んできた。
機器が大きくなれば他の部品を製作するのではなく、部品の個数を増やして処理容量を消化する方式だ。
結果的に同じ部品を大量に注文し、単価交渉で常に有利な立場を獲得してきた。
しかし東日本大地震後、市場の状況が急変し、マージン減少がアップルの悩みに浮上した。
市場調査会社アイサプライがアイフォーン4の部品原価を分析した結果によると、三星電子は部品価格を基準に全体の約28%を供給している。
iPad2の場合もほぼ同じ水準という。アップルが最大協力企業の三星電子に特許侵害という刀を抜いたのは、マージンを確保するための駆け引きという分析が提起される背景だ。
同じ理由で部品の確保に支障が生じ、アイフォーン5の発表時期が遅れるのもアップルが焦る背景だ。
来週登場する三星のギャラクシーS2は警戒対象だ。
アンドロイド陣営の代表走者になる可能性が高いからだ。
一方、ブルームバーグ通信などによると、米国国際貿易委員会(ITC)はアップルが台湾のHTCとフィンランドのノキアを相手に起こした特許侵害訴訟に対して「嫌疑なし」という結論を下した。
今回のITC決定は法的拘束力はないが、8月に予定された裁判所の判決に影響を与えると観測される。
』
いかなる形で出てくるかはわからないが、福島原発の影響は徐々に出てきているらしい。
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朝鮮日報 2011/04/21 09:09:19
http://higashinihonn-5.blogspot.com/2011/04/blog-post_382.html
福島原発:「いかなる形であれ、韓国の主力産業に影響」
全国経済人連合会(全経連)の会長を務めるGSグループの許昌秀(ホ・チャンス)会長は20日
「日本の(福島第一)原子力発電所で発生した事故は、いかなる形であれ、韓国の主力産業に大きな影響を与えるだろう。
危機管理を徹底するためには、マインドやシステムの改善が必要だ」
と述べた。
許会長はこの日、ソウル市江南区駅三洞のGSタワーで行われた同グループの役員会議で、主な系列会社の最高経営責任者(CEO)など約150人の役員たち を前に、最近のグローバル・リスクが企業に与える影響について分析し、危機管理を徹底することや、新たなビジネスチャンスを模索することを求めた。
エネルギーや建設事業を中心とする同グループにとって、福島第一原発の事故はピンチにもチャンスにもなり得るだけに、しっかりした対応が必要だ、という趣旨と考えられる。
許会長はまた「日本では大きな事故が発生し、中東やアフリカでは社会・経済的に大きな変化が起こっている。
中東やアフリカは重要な市場であり、パートナーのため、この地域で起こっている大きな変化の戦略的な意味をきちんと認識してほしい」と注文した。
』
では東日本大震災が引き金になったという
「アップル対サムスン」の問題とはどういものか。
『
中央日報 2011.04.20 08:24:37
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=139296&servcode=300
アップル、「ギャラクシーS2」発売控えた三星電子に“タックル”
アップルの最高経営者(CEO)のスティーブ・ジョブズ氏が結局、三星(サムスン)電子に向かって刀を抜いた。
アップルは15日、三星電子の「ギャラクシーS」と「ギャラクシータブ」が自社の「アイフォーン」と「アイパッド(iPad)」を模倣したとして、米カリフォルニア北部地裁に特許侵害訴訟を起こしたのだ。
アップルは三星の不当利得に対する損害賠償、商標権侵害、10件の特許権侵害など計16件の訴訟を提起した。
ジョブズは先月の「iPad2」発表イベントで、三星電子の「ギャラクシータブ」をはじめ、他社のタブレットPC製品を「コピーキャット(Copycat・模倣屋)」と侮蔑するなど神経戦を繰り広げ、結局、法廷に持ち込んだ。
アップルは裁判所に提出した訴状で
「三星が独自の製品開発を追求するのではなく、アップルの革新的な技術とユーザーインターフェース(UI)、さらにはデザインまで盲目的な模倣を選択した」
と主張した。
三星電子は直ちに法的対応に乗り出すことにした。
その間、三星はジョブズ氏の発言に特別な対応を見せてこなかった。
アップルが年間80億ドル分の半導体と液晶画面(LCD)パネルを購入している最大顧客という内部事情のためだった。
しかし今回は違うという立場だ。
三星電子は自社のブログで
「アップルが主張する知的財産権侵害に対しては、それに相応する法的な対応を通して、三星電子が確保している権利を保護する」
と明らかにした。
匿名を求めた三星電子の関係者は
「現在のところ訴状を確認できないため、アップルの特許侵害主張に対する答弁をするのは難しい」
としながらも
「アップルも三星電子の通信標準技術を侵害したことが把握されるだけに、アップルを相手に訴訟を起こす」
と話した。
アップルは三星電子以外にもフィンランドのノキア、米国のモトローラ、台湾のHTCなどとも訴訟を進行中だ。
今回、三星電子まで法廷に引き込んだことについて、海外のあるコンテンツ専門メディアは
「グーグルのアンドロイド陣営がアップルにとってそれだけ大きな悩みになった」
と報じた。
アップルが「ギャラクシーS2」の発表を1週間後に控えた時点で三星を相手取り侵害訴訟を起こしたのも意図的なものだという分析が出てくる。
アップルとしては「アイフォーン5」が発売される下半期までに、三星の新製品イメージに汚点を残そうということだ。
専門家はアップルの今回の提訴が三星電子から巨額の賠償金を受けるためではないとみている。
また、三星電子との取引を終えようという意味もなさそうだと口をそろえている。
販売禁止仮処分申請や米国際貿易委員会(ITC)提訴のような極端な手段を使わなかったということだ。
』
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朝鮮日報 : 2011/04/20 08:10:13
http://www.chosunonline.com/news/20110420000013
「ギャラクシーSは模倣」 アップルがサムスン提訴
外電報道によると、米アップルが今月15日、サムスン電子のスマートフォン(多機能携帯電話端末)「ギャラクシーS」とタブレット型パソコン「ギャラクシータブ」がアップルの「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」のデザインをそのまま模倣しており、知的財産権を侵害されたとして、米カリフォルニア州北部連邦地裁に提訴していたことが分かった。
アップル側から「アイデア泥棒」呼ばわりされたことについて、サムスン側は
「一部が似ているからといって、模倣と決め付けるのは不適切だ。
むしろアップル側がサムスンの通信分野の特許技術を無断で使用している」
と反発した。
業界ではアップルがスマートフォン市場でのサムスンの追撃を阻むため、攻勢に出たとみている。
■アップル「泥棒から知的財産権守る」
アップルの広報担当者は
「サムスンが最近発表した製品は、形だけでなく、パッケージングまでアップル製品を露骨にまねている。
そういう会社の泥棒行為から知的財産権を守るため訴訟を起こした」
と説明した。
アップルは訴状で
▼直方体の本体に丸みを帯びた角を採用した点
▼枠部分を銀色の帯で覆った点
▼背面に平面ではなく曲線デザインを採用した iPhone3の特徴
▼角が丸いアイコンを使用した点―
などをサムスンに模倣されたと主張した。
アップルはまた、模倣によって生まれた利益の損害賠償と謝罪広告をサムスン側に求めた。
アップルがサムスンを攻撃したのは、今回が初めてではない。
先月iPad2の発表会場でジョブズ最高経営責任者(CEO)は、サムスンのギャラクシーSを「コピーキャット(模倣犯)」と非難した。
ギャラクシータブが発表された昨年にも「市場に出るや否や死ぬことになる」とこき下ろした。
ジョブズCEOの毒舌とは裏腹に、ギャラクシータブは昨年、約200万台を売り上げた。
タブレット型パソコン市場では、iPad2の1500万台に次ぐ2位を記録した。
スマートフォン市場でもギャラクシーSがiPhoneの独走に待ったをかけている。
■サムスン「アップルが特許無断使用」と反発
アップルの提訴について、サムスン側は
「まだ訴状を受け取っていないため、正確にはコメントしにくい」
とした上で
「模倣したことはない」
との立場を協調した。
サムスン関係者は
「先に泥棒行為に及んだのはアップルなのに、われわれに食って掛かっている。
アップルの居直り的な態度に会社中が(怒りに)沸き立っている」
と語った。
サムスンは約20年にわたり、携帯電話や移動通信設備を生産し、数多くの特許を保有している。
サムスンは後発のアップルがiPhoneを発売し、既存メーカーの特許技術を無断使用していると主張している。
業界は、サムスンの追い上げをけん制するため、アップルが訴訟を仕掛けたとみている。
今月末にアップルの新型スマートフォン「ギャラクシーS2」が発売されるのに合わせ、あら探しに乗り出したからだ。
アップルのiPhone4後継機種の発売時期は6月以降が見込まれている。
このため、競合社の製品に「コピー」というレッテルを貼り、人気を抑え、自社製品の先端イメージを誇示する狙いがあるとみられる。
■模倣はあったのか、訴訟の見通し
アップルの製品は、無駄がなく洗練されたデザインが有名だ。
いわゆる「アップル・スタイル」だ。
iPod(アイポッド)、iPhone、iPad という「アップル製品三銃士」は、便利な機能とともに、手にフィットするような感性的なデザインで世界的なベストセラー商品となった。
iPhoneの対抗馬として発売されたサムスンのギャラクシーSは、スリムな外観、鮮明な液晶画面など一見iPhoneと似ている。
チヒョン国際特許法律事務所のオ・ビョンソク代表弁理士は
「米特許法は製品の外観や一部分、アイコンなどデザイン要素の独創性を幅広く認めている、サムスンに模倣判定が下される可能性もあるため、しっかりと対応する必要がある」
と指摘した、
しかし、アップルのデザインは完全に独創的なものではない。
MP3プレーヤーのiPodがドイツの有名産業デザイナー、ディーター・ラムスのデザインしたポケットラジオ「T3」を基にしているのはよく知られた話だ。
ソウル科学技術大の金炯俊(キム・ヒョンジュン)教授(産業デザイン学)は
「アップルとサムスンの製品は似ているが、これは一般的なデザイン要素と見ることも可能だ」
と説明した。
デザインにも流行があり、最近はアップルのようなシンプルなデザインが人気を集めているとの指摘だ。
』
上の写真を見る限り、やはりコピーというのが正しいようにみえる。
なぜ、サムソン明確にわかる異なるデザインを採用しなかったのか。
かはり、「アップルの名を利用して」よりうまく立ち回ろうとした下心がなかったとはいえない。
アングロサクソンのやりかたは汚い。
トヨタの例がある。
意識的に時間がかかる方式と、裁判にお金がかかる方式の2つを駆使してくる。
アメリカでは裁判費用は会社の経費に予め組み込まれているが、アジア圏では予備費の項目にちょこっと載っているに過ぎない。
アメリカ企業と裁判をやって勝てる見込みはまずない。
向こうは、百戦錬磨の裁判プロだ。
それに体力がないと立ち向かえない。
大震災の影響は思ってもみなかった形で、これからどんどん出てくる。
よほど足元がしっかりしていないと、有形無形の敵にやられてしまう。
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ロイター 2011年 04月 22日 12:27 JST
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-20765120110422
サムスン電子、特許侵害で米アップルを逆提訴
[ソウル 22日 ロイター]
韓国のサムスン電子は、アップルが最大5件の特許を侵害しているとして、韓国、日本、ドイツで提訴した。
発表声明では具体的な侵害内容は明らかにしていない。
アップルは15日、サムスンのスマートフォン(多機能携帯端末)などがiPhone(アイフォーン)やiPadを模倣しているとして商標侵害で提訴していた。
サムスンはグーグルの基本ソフト(OS)アンドロイドの採用でスマートフォン市場でシェアを拡大しており、タブレット端末でアップルの最大の競合相手。
アップルは半導体や液晶ディスプレーなどの部品供給をサムスンに依存しており、訴訟合戦は両社の収益に悪影響を及ぼすおそれがある。
訴訟発表を受けてサムスン株は(日本時間午後零時17分)2.69%安となっている。
』
『
TBSニュース
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『
朝鮮日報 : 2011/04/23 09:54:41
http://www.chosunonline.com/news/20110423000018
サムスン電子、アップルを逆提訴
「3年間準備してきた」と勝訴に自信
サムスン電子は22日、米アップルを相手取り、21日に韓国、日本、ドイツの3カ国で特許侵害の差し止めを求める訴訟を起こしたと発表した。
これに先立ち、アップルは今月15日、サムスン電子を「アイデア泥棒」と批判し、米国の裁判所に提訴したばかりで、両社の特許紛争は訴訟合戦へと発展した。
アップルはサムスンから年間6兆ウォン(約4540億円)を超える電子部品を調達しており、サムスンにとっては最大の顧客だ。
海外メディアは
「アップルがサムスンを最大のライバルと見なし、警戒心を表したものだ」
と評した。
英紙フィナンシャル・タイムズは
「アップルが(サムスンとの関係を断てば)当面の部品調達が困難になるだけにギャンブルだ。
今回の訴訟で、むしろアップルはサムスンの技術を認めた格好だ」
と指摘し、サムスン側に損失はないとの見方を示した。
■サムスン「反撃の自信ある」
アップルが特許訴訟を仕掛けたことについて、サムスン電子の役員は「3年間準備してきた」と述べ、勝訴に自信を示した。
アップルがサムスンを15 日に提訴してからわずか6日後、サムスンはアップルを逆提訴した。
これはサムスン側がアップルに対する特許訴訟を徹底して準備してきたことを示すものだ。
関係者によると、サムスンは2009年からアップルとの特許紛争を念頭に置いていた。
サムスンは当時、スマートフォン(多機能携帯電話端末)の「ギャラクシーS」を発売し、アップルのiPhone(3G、3GS)との「戦争」を開始したところだった。
社内的に両製品の特許衝突の有無をあらかじめ検討した。
アップルは予想通り、昨年から特許問題を指摘し始め、結局両社による訴訟合戦へと発展した。
サムスンは訴状で、アップルのiPhoneやタブレット型パソコンのiPadが、サムスンの移動通信関連の重要特許10件を無断で使用していると主張した。
サムスンは無線データの伝送速度を高め、電力消費量を抑える高速データ伝送方式、データを送信する際にエラー発生を防止する技術、携帯電話とパソコンを接続し、データをやり取りする技術などを代表的な特許侵害事例として挙げた。
■専門家、サムスン有利と指摘
サムスン電子の反撃は成功するのか。
その点をめぐっては、サムスン側が有利だとの指摘が優勢だ。
専門誌『PCマガジン』のアナリスト、サスカ・セーガン氏は
「アップルの訴状は粗雑で不安に満ちている」
と指摘した。
アップルはあまりに多くの特許訴訟を起こし、戦線を広げすぎているとの指摘もある。
アップルは最近、サムスン電子だけでなく、宏達国際電子(HTC)、モトローラ、ノキア、コダックなどの情報技術(IT)企業とも訴訟合戦を繰り広げている。
特にアップルのライバル、グーグルの基本ソフト(OS)の「アンドロイド」を使用するメーカーに対し軒並み訴訟を起こしている。
しかし、結果は今ひとつで、アップルが米国際貿易委員会(ITC)に起こした特許訴訟では、ノキア、HTCに敗訴した。
ハナ大投証券のアナリスト、イ・ガグン氏は
「アップルは金銭的な利益だけで訴訟を仕掛けている」と指摘した。
1980年代にアップルは入力装置のデザインをめぐり、マイクロソフト(MS)と10年間にわたり法廷での攻防を繰り広げ、結局は敗訴した。
しかし、MSは当時、「不当に弱者を責め立てる独占企業」というイメージを持たれ、大きな損害を受けた。
チヒョン国際特許法律事務所のオ・ビョンソク代表弁理士は
「スマートフォンは重要技術の特許が複数の企業に分散している。
訴訟が長期化した場合、相互に特許を共有する形でサムスンとアップルが合意する可能性も高い」
と分析した。
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朝鮮日報 : 2011/04/23 09:55:40
http://www.chosunonline.com/news/20110423000020
サムスンVSアップル、特許戦士の決闘
サムスン電子でアップルとの特許訴訟を戦うのは、崔志成(チェ・ジソン)副会長直属の特許専門組織「IP(知的財産権)センター」で、450人で構成されている。
2000年代に入り、特許を安値で買い集めては大企業に訴訟を仕掛け、和解金を受け取る「パテント・トロール」が増え、サムスン電子は集中的な攻撃ターゲットとなった。
売り上げの急成長ぶりに比べ、世界的な特許紛争を戦った経験や専門人材が足りない点を狙われた。
そのため、サムスン電子が2004年にパテント・トロールをはじめとする外部企業に支払った特許費用は1 兆3000億ウォン(約980億円)に達した。
サムスン電子はその後、半導体事業部、液晶パネル事業部、研究所などの特許関連人材をIPセンターに集約し、特許問題に対する対応組織を大幅に強化した。
関連人材も05年当時の250人から倍近くに増やした。
それを指揮するのは、エンジニア出身で、米特許弁護士の安昇晧(アン・スンホ)IPセンター長(副社長待遇)だ。
組織再編により、サムスンの特許問題に対する対応能力はかなり柔軟性が生まれた。
昨年はコダック、ラムバス、シャープなどの情報技術(IT)企業と特許協力契約を結び、今年初めにはIBMと特許のクロスライセンス契約を結んだ。
IBMとサムスンは特許登録件数で1、2位の企業だ。
アップルとの特許戦争でもサムスンは迅速に対応している。
昨年下半期からアップルとの訴訟を念頭に置き、訴訟を起こす国、原告となる訴訟主体、法律事務所などをあらかじめ決めていた。
韓国国内での訴訟は「法務法人広場」を通じて行うことにした。
21日のアップルに対する提訴で問題とした特許は、韓国5件、日本2件、ドイツ3件と分散させた。
主戦場となる米国でも、アップルの訴状を検討した上で、1-2カ月以内に逆提訴に踏み切る。
アップルもセウェル上級副社長を筆頭に有力な法務関連の人材をそろえている。
米国の弁護士資格を持つセウェル上級副社長は、1995年にインテルに入社し、アップルに移籍する前の2009年に米国、欧州、日本、韓国など世界各地で行われたインテルの不当競争訴訟や特許訴訟を担当したことがある。
2000年代半ばにパソコン用の中央処理装置(CPU)をめぐり、米AMDと争った不当競争訴訟が代表的だ。
訴訟は両社の和解で終結した。
法務法人ムハンのソン・ヨンゴン弁理士は
「双方の特許訴訟能力からみて、勝敗はともかく、攻防は激しいものになる」
と予測した。
』
もうこの「サムスンVSアップル」はやめたいと思っています。
東日本大震災のテーマにふさわしくありません。
== 東日本大震災 ==
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