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● 毎日.jp より
『
2011/04/21 01:46 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042001001244.html
燃料溶融の可能性認める 東電、福島第1原発
福島第1原発でロボットが撮影した映像について説明する東京電力の担当者=20日午後、東京・内幸町
福島第1原発事故で、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は、1号機の燃料溶融について
「炉心の状態が確認できないが、決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」
と燃料溶融の可能性を認めた。
20日の記者会見で話した。
松本部長代理は、炉心溶融のイメージとして
「炉心がドロドロに溶けてぼたぼたとたまっている状態。
被覆管が割れて燃料棒が飛び出してくる形状もあると思うが、それらを炉心溶融ととらえている」
とした上で、燃料が溶融しているか損傷しているかについては
「わたしどもとしては急いで定義することは考えていない」
とした。
経済産業省原子力安全・保安院は既に、原子炉内では燃料本体である「ペレット」が溶融、深刻な損傷が起こったとの推定結果を原子力安全委員会に報告している。
』
Wikipediaより。
『
炉心溶融(ろしんようゆう)、メルトダウン(英語: meltdown)とは、原子力発電所で使用される原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損することを指す原子力事故。
最悪の場合は原子炉圧力容器や原子炉格納容器、原子炉そのものが破損され、放射性物質が周囲に拡散することも想定される。
炉心すべてが溶融した状態がフルメルト、
溶融した炉心の一部が隔壁から露出した状態がメルトスルー、
放射性物質漏出の有無に関わらず一部でも炉心が溶融した状態を「メルトダウン」
と呼称する。
炉心溶融が起こった後に想定されることは、冷却処理が取れなければ、核燃料の膨大な熱エネルギーによって原子炉容器や原子炉格納容器、原子炉建屋などの構造物も関連する爆発や火災で破壊され、最終的には外部に放射性物質を大量に放出する恐れがある。
また、軽水炉においては、溶けた燃料棒が冷却水に落ちると冷却水が激しく蒸発し、水蒸気爆発が起きる可能性もあり、連鎖的にプラントの被害が大きくなる。
最悪の場合には放射性物質を大量放出する危険があるため、原子力発電において想定しうる最も過酷な事故とされる。
映画「チャイナ・シンドローム」の作中では、アメリカの炉心溶融が連続して起きて原子炉や地殻を溶かし、地球の反対側の中国まで溶かす「チャイナ・シンドローム」が発生するという表現がジョークとして用いられた。
このため炉心溶融自体をチャイナ・シンドローム(China Syndrome)と呼ぶこともあるが、炉心溶融が発生した場合に、必ず原子炉熔解が起きるわけではない。
』
『
毎日.jp 2011年4月21日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110421dde001040011000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 高濃度汚染水、海へ流出4700兆ベクレル
◇放射性物質、史上最悪レベル
東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第1原発2号機の取水口付近から高濃度の汚染水が海へ流出した問題で東電は21日、汚染水によって放出された放射性物質の総量は、少なくとも4700テラベクレル(ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)と推定されると発表した。
東電の保安規定で定めた同原発1~6号機の年間限度の約2万倍に相当する。
また、流出想定量は約520トンだったという。
1000テラベクレルというレベルは、史上最悪の海洋汚染とされる英セラフィールド核施設で70年代に放出された放射性廃液の年間の総量と同程度だという。
東電は「影響については魚介類のサンプリングなどを通じて調査を続けたい」としている。
放出されたと考えられるのは、放射性ヨウ素が2800テラベクレル、放射性セシウム134と137が各940テラベクレル。
集中廃棄物処理施設(集中環境施設)などから海に放出された低濃度の汚染水に含まれた放射性物質の総量(0・17テラベクレル)の約2万8000倍に当たる。
流出総量は、4月1日から流出が始まり6日の止水確認時まで一定量が続いたと仮定して試算した。
東電は汚染水が海へ拡散するのを防止するため、1~4号機取水口前面や取水口を囲む堤防の隙間(すきま)に「シルトフェンス」を設置するなどの対策を取っている。
』
● TBSニュース から
『
東京新聞 2011年4月21日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011042102000054.html
17日から水棺着手 福島1号機、保安院見解
福島第一原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は二十日、原子炉を効率的に冷却するため、格納容器内を水で満たす「水棺(すいかん)」について、既に十七日から1号機で作業を実施してきたことを明らかにした。
格納容器内の水量は不明だが、水は確実にたまってきており、水が入った状態での耐震性についても、最終チェックの段階にきているという。
東京電力が十七日に発表した事故の収束に向けた工程表では、1、3号機は第一段階として三カ月後までに、格納容器を水で満たし、熱交換器も設置して安定的な冷却(水棺)を完了。
その後の三~六カ月で原子炉を一〇〇度未満の「冷温停止状態」にすることを目指している。
保安院の西山英彦審議官は会見で、
「水棺という定義ははっきりしないが、格納容器を水で満たす意味なら、工程表を発表した十七日の段階から入っている」
とし、今後も炉心への注水を続け、意図的に圧力容器から格納容器に水をあふれさせる手法で水棺を実現すると述べた。
1号機では、炉心に注水する一方、水素爆発を防ぐため、七日から格納容器内に窒素の注入を続け、容器内の水蒸気が冷えて水がたまっているのが確認された。この現象を水棺の手法に応用した。
原子炉建屋内は、直近のロボット調査でも1号機で毎時一〇~四九ミリシーベルトと放射線量が高いことが判明。
別の調査では同二七〇ミリシーベルトの数値も観測された。
これでは、作業員の実質的な年間被ばく許容量一〇〇ミリシーベルトに、わずかな時間で達する。
今回の手法は、建屋に入っての工事を減らすことにもつながり、保安院は効果的な方法と判断した。
ただし、2、3号機では、格納容器の損傷が1号機より大きいとみられており、まずは損傷部をどうふさぐかが先決になりそうだ。
東電は
「現時点で水量を増やして、水で満たす作業には着手していない」
と、保安院とはやや食い違う認識を示している。
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「レベル-7」の強権が発動される段階に入った。
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2011年4月21日11時01分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110421-OYT1T00360.htm?from=navr
福島第一20km圏内、22日から立ち入り禁止
枝野官房長官は21日午前の記者会見で、避難指示を出している東京電力福島第一原子力発電所から20キロ・メートル圏内について、
22日午前0時をもって、立ち入り禁止命令を出せる「警戒区域」を設定する
ことを福島県や関係市町村に伝えたことを明らかにした。
警戒区域の設定に合わせ、区域内の住民に一時的な帰宅を認めることも発表した。
ただ、半径3キロ圏内については、対象外とする考えを示した。
警戒区域に設定されるのは福島県双葉町、大熊町、富岡町の全域と、南相馬市、田村市、楢葉町、浪江町、葛尾村、川内村の一部地域。
また、福島第二原発から半径10キロ圏内の避難区域については、8キロ圏内に縮小する方針を福島県と関係市町村に伝えたことも明らかにした。
これに先立ち、菅首相は21日午前、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事と会談した。
会談では警戒区域の設定について、佐藤知事が「地元住民の納得を得るのが前提だ」と述べたのに対し、首相も「地元の了解を最優先にする」と応じた。
また、首相は1か月をメドに避難を求める「計画的避難地域」を22日に設定することを明らかにした。
20キロ圏外の福島県飯舘村など5市町村が対象となる計画的避難区域の設定については、政府は地元自治体との最終調整を進めてきた。
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半径3km圏内は関係者以外、全面立ち入り禁止となった。
オーストラリア、ギラード首相訪日。
外国の首脳のはじめての被災地訪問を行う予定。
女性首相といえばサッチャー首相が有名。
ギラード首相はオーストラリアではじめての女性首相。
そういえば、フランスのアルバ社の社長といい、先日のヒラリー国務長官といい、ギラード首相といい、このところ女性が多い。
多いというより、サルジコフを除けば女性ばかり。
日本の人はこれをどう見ているのだろうか。
自民党あたりも、女性党首が出てくるようなら延命もありうるかと思うのだが。
社民党の福島党首は世界を日本をといった大局が見えないので、政治屋的の小物に分類されてしまう。
未来へのビジョンがないと、これからの日本では難しいかも。
足の引っ張り合いばかりしている日本でも政治屋連中の中で、キラリと光る女性政治家が出て欲しいのだが。
== 東日本大震災 ==
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